「プライバシーマーク合格110番」はPマークの取得・更新、個人情報保護の支援。JISQ15001、PMS文書規程、リスク管理のノウハウ。

第123回 営業リスト作成の失敗を防止する、新JISの新しい方法。(1)

中村「部長!営業リストを買っていいですか?」
部長「苦労してPマークを取得したんだ。危険なことはやめてくれ。」
 
中村「大丈夫です。公開されている名簿ですから。」
部長「しかし、収集するとき名簿に載っている人にあらかじめ同意を取れ、という厄介な決まりがあっただろう?」
 
中村「大丈夫です。新JISになって、新しい方法に変わったんです。」
部長「ほ、ほんとうか・・・?」
 
 
新JISでも旧JISでも、個人情報を利用または提供するために、本人の同意が必要です。同意の取得がなくなるわけではありません。
 
取得方法とタイミングの分類が、新しくなりました。
ややこしいので、段階的に説明したいと思います。
 
 
 
■取得方法の分類
(1)旧JIS
個人情報の収集は「直接」か「間接」か、で分類されていました。

(2)新JIS
本人から直接書面」か「本人から直接書面【以外】」か、に分類されました。
 
新JISと旧JISの分類を比較すると、次の表になります。
 

 
 
 
■同意を得るタイミングの分類
(1)旧JIS
直接収集でも間接収集でも、「収集する場合」に同意が必要でした。
 
(2)新JIS
取得する時」>「取得した時」>「本人にアクセスする時」の3つに分かれました。
 
取得方法によって、「取得する時」か「本人にアクセスする時」か、どちらかで同意を取得します。
 
この「取得した時」、「本人にアクセスする時」は、旧JISにはなかった概念です。
 
新JISと旧JISの分類を比較すると、次のようになります。
 

 
 
同意を得るタイミングは、BAAと覚えてください。
・「取得する時」: 取得する直前なので、Before
・「取得した時」: 取得する直後なので、After
・「本人にアクセスする時」: 使う時だから、Action
 
いかがでしたでしょうか?
「収集」と「取得」、「する」と「した」。似たような言葉と同じような発音、分かりにくいですね。
 
コツコツ新JISの勉強中です。ご意見や分かりやすい表現を、ぜひご指導ください。
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