第116回 Pマーク取得キックオフミーティングの実施
本気でいい会社にしようと思い、本気でPマーク取得を目指すのならば、いいキックオフミーティングから始めましょう。
キックオフ(kickoff)とは、サッカーやラグビーの試合開始となるボールを蹴ることや、試合開始そのものを指します。
Pマーク取得のキックオフミーティングは、「さぁ今から、本気でやるぞ!」という確認を行う場です。
全社に向けてあるいはプロジェクトの構成メンバーに対しての開始宣言であったり、プロジェクト計画全体を詳細に説明する場であったりします。私の経験では、「いい加減にキックオフすると、プロジェクト運用もまた、いい加減になる。」傾向がとても強い。
「部長からとりあえず出席しろ、と言われて来たら、ハメられた…。」
「げっ、オレも担当するのかよー。」
「ま、とりあえず、やりゃいいんでしょ。」
経営トップは無関心、Pマークの認証だけが目的、なんとなく集められたメンバーで開始されたプロジェクト…。当然のことながら、将来は暗い。
サッカーの最初の一蹴りと同じく、キックオフを大事にしたいものです。
・難しいことを、できるだけカンタンにする。
・しんどいかもしれないけれど、オモシロくやる。
・無関心な人を、磁石のように引き寄せていく。
いいキックオフミーティングには、そんな力があります。
私がダイエー社長室に勤務していた時、当時親戚企業であったリクルート。
全社マネジャー会議やいくつかのセクションのキックオフミーティングに参加させてもらいました。
「わはは、アホやなー。」
「ここまで、やるかー。」
気さくとかフレンドリーという世界ではなく、経営トップがアホに徹する。一緒にバカをやって大笑いしながら、役職や業務の垣根を越え、ぐいぐい担当者まで直接踏み込んで、どかんとメッセージを残していく。
「会議でいい格好している会社は、カッコ悪い。」
「役職や年齢ではなく、人柄や人徳で勝負する。」
「容赦なく遊び、容赦なく仕事をする。」
ハッピーな印象が強烈に残っています。
成功へ道しるべをつける、楽しくて意義があるキックオフミーティングにするためには、事務局の周到な事前準備が欠かせません。
必要ならば、社長や役員に教育や根回しを行い、参加者を呼びかけ、当日のプレゼンや社内への浸透策を練って下さい。
さて、キックオフミーティングでは、次の点に注力したいものです。
(目的)
・このゴールは何か?ゴール達成の決意は?
(期間)
・いつまでにやるのか?スケジュールはどうなのか?
(内容)
・プロジェクトは何をやるのか?



