第101回 カンタンに考えよう、Pマーク取得!(1)
「プライバシーマークをご存じですか?」
「なんとなく知っている、聞いたことがある程度、という方は?」
講演などでお伺いすると、かなり反応が高まってきました。
積極的にPマーク取得に向けて取り組んでいる会社もあれば、
「ウチもとうとう観念しました。やらざるを得なくなって…。」
顧客の要請や圧力を受けて、仕方なく取り組む会社も増えました。
「しんどい、めんどう、もうからない。」
嫌々やるもの、というイメージが先行している気がします。
「カンタンなんだ!」
と考えてみましょう。
”会社力”によっても違いますが、難易度が低い目標ではないでしょう。でも、どんなに難しい目標設定であったとしても、
「ほんとうに難しいモンだな、まったく面倒だよなぁ、大変だなぁ…。」
と捉えてしまうと、眉をひそめて腕組みした暗い対策会議がら始まって、薄暗い仕組みを作ってしまうのです。
ホンダ創業者の本田宗一郎さんは「発明、工夫は骨が折れることだな。」と問われたとき、「私にとっては好きでやっているのですから全部苦労とは思いません。世に言う”ほれて通えば千里も一里”というやつで…。」と答えています。
「うまくいくし、カンタンだよ。」
「やってみれば、楽しいかもよ。」
という心構えで、最初の一歩を踏み出せばいいのです。
実際にPマークを取得するかどうかは別として、何かやってみるのです。
やる前から難しく考えてしまう人は、
「ウチの会社にはできない、オレはムリだ。」
実行する前から諦めて、たった一歩を踏み出しません。
宝くじを買っても必ず当たるものではありませんが、買わない限り絶対に当たらないことは確実です。失敗しないかわりに、成功もありません。
「失敗も成功もないならこのままでいいよ。一番リスクがないし。」
「まわりに振り回されたくない、ウチは関係ないし。」
批判的になって心を閉じ、他人の声に耳を傾けることをやめてしまいます。
この世は無常、といいます。
全てのものは常に変化しており、止まっているものは何一つありません。社会や経済や常識といったものだけではなく、人間の身体の血液も細胞も一瞬も休まず変化し続けていることは、誰でも知っている事実です。
じっと止まろうとすると、変化している時流を読んで、どんどん次の手をうって成功することができなくなってしまうのです。
金融機関にとって重要なものは、お客様の高い信頼であり、昔も今も変わりません。驚くべきことに金融機関の約4分の1にあたる184の機関が、個人情報の紛失を公表していると、金融庁の発表がありました。
「銀行でもできない情報保護だから、ウチなんかやれない…。」
「銀行でも失敗しちゃうンだから、ウチが失敗しても気が楽だよね!」
簡単だと思って取り組めば、もっと自分の会社を伸ばす可能性があるのですから、なにも試さずにじっとしていることが一番危険です。
このチャンスを生かしてみては?と思うのです。
これからプライバシーマーク取得をとりまく森羅万象について、コツコツ書いていきたいと思います。



