第84回 個人情報保護法 直前講座(3)
あと6週間。
個人情報保護法の完全施行まで、残りわずかです。
4月1日までにやっておいた方がよいことを、
いっしょに復習していきましょう。
では、「直前講座」第3週目です。
●その3「廃棄はモレなく、跡形なく」
■自宅で紙を捨てるとき
日常生活でプライバシーに関する書類は、意外に多いものです。
カードや通信費の請求書やダイレクトメールを捨てるときに、住所や名前など、「見られたくない部分だけ」を切り取る文具があります。
name-off(ネームオフ)
http://www.infdesign.jp/setumei.html
シュレッダーよりお手軽で、ゴミを少なくするエコ発想です。
■会社で紙を捨てるとき
機密書類は紙ですから、燃やして灰にするのが一番です。
でも焼却炉はないし、溶解処理するほどの大量でない場合には、
やはりシュレッダーが活躍します。
ストレートカット、クロスカット、スパイラルカット、粉砕など、情報の機密性と予算をにらめっこしながら裁断方式を選択します。
環境保護の推進と、個人情報保護が矛盾するときがあります。
「もったいないから、資源として裏紙を再利用する」と、
「あぶないから、裏紙は一切使わない」と。
個人情報が記載してある紙は、もったいないけど、潔く捨てましょう。
■パソコンのデータを捨てるとき
「ゴミ箱(アイコン)を開くと、データが山積している…」
そんな方は、あなたの部署に1人くらい、いませんか?
「とりあえず、自分のパソコンにコピーして…」
サーバーのデータをクライアントPCに取り込んでませんか?
ファイルでゴチャゴチャのデスクトップは危険です。
「メールソフトに、重要書類が添付したまま、残っている…」
添付データを定期的に検索して、消去する習慣を付けましょう。
■CD・フロッピーなどを捨てるとき
CDやフロッピーは、物理的に壊すことです。
安い媒体だし。
紙の情報は、目で見て情報の重要性を感じることができます。
CDやフロッピーは、中身が何か?重要さの程度も分かりません。
「ちょっと、これを廃棄しておいてね…」
と安易に、他人に廃棄を頼むのは危険です。
扱う情報の重要さ、廃棄の仕方をお互いに確認して下さい。
廃棄済みと思った重要情報が、しらない間に徘徊(はいかい)されたら最悪です。
■パソコンを捨てるとき
乱数をハードディスクに何回も書き込んで、絶対に読み取りできないようにする、「データ消去ソフト」などを使いましょう。
もったいないのですが、物理的に破壊すると安全です。
ハードディスクは意外に頑丈ですから、パソコンから取り出して、
ハンマーやドリルで破壊して下さい。
しかし、もったいないと思います。
■価値を知ると、大事にしはじめる
人間は、目に見えるものには価値を感じやすいのですが、
目に見えないものには、なかなか価値を認めようとしません。
情報には、形がなく、色がなく、臭いもありません。
漏れていることも分かりにくく、その痛みを感じません。
だからこそ、「情報の価値」を共に働く多くの方にしっかり伝え、
重要さを「納得」してもらう教育活動が欠かせないのです。



